東京でのマンション暮らしを満喫していたS様ですが、ある日突然、鎌倉に恋して移住を決意。
2010年11月に自然あふれるこの土地に一戸建てを完成させ、現在は大好きなバラに囲まれた生活をとことん楽しんでいらっしゃいます。
緑に囲まれたS様邸
この土地との出会いをお聞かせください。
東京のマンションに住んでいたのですが、鎌倉はいつも混んでいてあまり好きではなかったんですね。でもある日、友達に観光客が行かないようなところに連れていってもらったら「あら! 鎌倉っていいところじゃない!」と思うようになったんです。(笑)
不動産屋さんにいくつか土地を紹介してもらっているときに、偶然、この土地が分譲されているのを見つけ、ひと目で気に入りました。そして、ここにSHONAN・デザインシステムの看板が立っていたので、いきなりお電話したんです。「今から行っていいですか!」って。
ひと目ぼれした理由はなんだったのでしょう?
やはり、この静かな環境と緑です。私は直感で生きてきたことが多くて、この土地にもピッと感じるものがあったんですね。
東京とはだいぶ違う環境ですが…。
山登りをしていたので、どちらかというと自然がたっぷりあるほうが好きなんです。虫も平気なタイプですし(笑)。
裏の山から落ち葉がふってきたりもしますが、あまりに気なりません。落ち葉を集めて堆肥をつくろうかとも思っています。
こちらの土地はお寺の借地権ですよね。借地権というと、50年後に更地で返さなくてはいけない、地主が代わってしまうこともあるのでは、という不安をお持ちの方も多いのですが、この土地は旧法の借地権なので20年ごとに更新すれば住み続けることができます。また、お寺の土地の場合、地主が代わることもないので安心なんです。こういうしくみがあることはご存じでしたか?
まったく知りませんでした。「借地権の土地は自分の資産ではない」と気にする人もいるようですが、私はひとりでの生活だし、ここに土地を残す必要もないし、そこにはまったくこだわりませんでした。借地権というと、賃貸のようなイメージを持っている人も多いようですよ。「月々の「地代」のみではなく、最初に(千万単位の)土地代を支払った」と説明をすると驚く人が殆どでした。
土地代は、購入するよりずっと低価格ですし、借地料も固定資産税とほぼ同じなので無理なく取得していただけたのではないでしょうか。土地との出会いから入居まで、どれくらいの期間でしたか?
最初に土地を見にきたのが4月で、その年の11月には引越していましたからとても忙しかったです。もう、いきおいというか(笑)。
設計・施工をお願いした住建さんには、私が描いた絵を図面にしていただきました。ひとりの生活なのでよけいなしきりはなるべく少なくして、2階にリビング、1階にベッドルームをつくりました。風が抜けるように北側に窓をつけたのでとても涼しいです。冬は太陽の光が入るので暖かく、2階では暖房はほとんど使いませんでした。そしてとても静か。大声でしゃべると迷惑かな、と思うくらい。この間は山からコンコンコンとキツツキの音も聞こえました。
白い外壁とバラの色のコントラストが素敵。
お庭もとても素敵ですね!
バラが大好きなんです。庭を植物でどう埋めようかと考えるのがとても楽しいんです。今は、葉物の寄せ植えにはまっていて、土日のガーデニングでストレス発散しています。
大きな土地を6軒で分割するという形ですが、いかがですか?
おかげさまでどちらのお宅とも仲よくさせていただいています。私が出かけていくときに、ご近所の方が「車に乗ってく?」と声をかけてくださったこともあるんですよ。
個別の空間が確保されていながらも知り合いだというのは安心ですよね。鎌倉の環境、楽しまれていますか?
朝、由比ヶ浜まで歩いて砂浜にいる犬と遊んだり…。おすすめはこの近くの安国論寺。階段をのぼるとすっごいビューポイントがあるんです。由比ヶ浜、富士山が見えて夕陽がきれいなんですよ。おかげさまで、鎌倉を満喫しています。